ごあいさつ
お知らせ
法人代表の高橋です。
私は当事業所の「指導員」として、療育を行わせていただいております。
9月に開設させていただきまして、「音と色の療育」については音楽療法士のサポートとして療育を行わせていただいておりましたが、本日、お子さまと私とマンツーマンで行う「個別療育」を初めて実施させていただきました。
下記は準備の様子になります。
(私は気がつかなかったのですが、スタッフが準備の様子を写真に残してくれていました。)
毎回、準備と振り返りをしっかりと行い、お子さまと保護者の方と一緒に歩んでいきたいと考えております。
法人代表の高橋です。
いろいろな手作りの療育グッズをスタッフがご紹介しておりますが、私も一部制作しておりますので、今日はそちらをご紹介させていただきます。
昨日、物と物との関係の概念の理解を促すねらいの一つである「符号」というワークを手作りしました。
これは、例えば、最初に、上部のスペードに青色シール・クローバーに緑色シールを貼って、下の10個にそれぞれ同じ色のシールを貼っていただくというものになります。
ねらいとしては、ある符号を別の符号に置き換える作業を行い、物と物との関係の概念を確立していくというものになります。
子どもたちに、より楽しく、わくわくしながら取り組んでいただけるように、下記のようなものも作りました!
他にもたくさん作りましたので楽しみにしていてください!
当教室は、保護者の方の支援も行っていきたいと考えており、療育の様子を見守っていただきました後に保護者の方との振り返りを実施しております。
また、保護者の方からの随時のご相談にも対応させていただきたいと考えております。
つきましては、療育室をマジックミラー越しに見渡しながらお話しができる相談スペースの他に、ゆっくりと落ち着いてお話しすることができるようにもう一つの相談室も備えております。
未就学児のお子さまと保護者の方ならどなたでも参加できる「こどものひろば」でも、お子さまのことでご心配のことなどをお話しいただけます。
保護者の方に安心を提供できるように努めて参りたいと考えております。
10月の予定をお伝えさせていただきます。
『こどものひろば』は10月も毎週水曜日・木曜日・土曜日に開催させていただきます。
(尚、9月は木・土曜日を午前、水曜日を午後開催とさせていただいておりましたが、10月は時間を変更致しまして、水・木曜日を午前、土曜日を午後開催とさせていただきます。詳細は下記をご覧ください。)
お子さんと保護者の方に自由に遊んでいただく場としております。
スタッフも『こどものひろば』に出ていますので、ご心配なこと、お困りのことがございましたら、お気軽にお声がけいただければと思います。
「音と色の療育体験会」につきましても、音楽療法による療育を体験いただける場としてとても好評をいただいておりますので、10月も継続させていただきます。
スタッフ一同お待ちしております。
今回は、当教室の「個別療育」の考え方についてお伝えさせていただきます。
「個別療育」は、お子さん一人ひとりに合わせて、一対一のマンツーマンで課題に取り組みながら、人と積極的に関わる楽しさや人に向かう姿勢を育てます。
一緒に取り組むことの楽しさを感じながら、言葉や認知の力を育てる幅広い課題に取り組んでいきます。
また、手先の訓練、視覚と運動を育てる課題、ルールのある遊び、教科学習への基礎作りなど、お子さんのステップごとに細やかな支援を行います。
「個別療育」のプログラムを考えるにあたりまして、とても大事にしていることは、発達の「最近接発達領域」の見立てになります。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、発達の今日の水準と明日の水準の「幅」を、「最近接発達領域」と呼びます。
今日の水準は、『自分一人の力で達成できる』ことで、
明日の水準は、『他者の手助けをかりて達成できる』ということで、
これが習得課題となります。
この習得課題の設定が高すぎると達成することが難しくなります。
ついては、『他者の手助けをかりながらぎりぎり達成できる』設定とする必要があります。
当教室では各専門スタッフ全員で毎回振り返りを実施し、お子さん一人ひとりに合わせて、『 少しだけ頑張ったらできる』課題を調整し、『できた!』という体験を増やして、『自分はできる!』という意欲を育てていきたいと考えております。
保護者の方々のお考えとして、最もご心配されている面の課題に気持ちが向かうということはとてもよく分かります。
ついては、幅広い課題に取り組んでいくことがとても大事であると考えております。
保護者の方々と同じ時間を共有して、お子さんが成長していく場面を確かめ合いながら、一緒に歩んでいきたいと考えております。