お知らせ > 2019-02 - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2019-02-22 14:38:00

こんにちは。
言語聴覚士のいっぺいさんです。

 

先日、吃音の研修に参加させていただきました。
吃音とは、「きょ、きょ、きょ、きょうは…」のように話し言葉が詰まったり、「きょうは…(数秒)…天気が…(数秒)いいですね」のように不自然な間隔ができる症状のことを言います。
吃音への支援については、以前の記事をご参照ください。
https://hagukumi.okayama.jp/info/2381142

 

技術的なことも非常に勉強になったのですが、大切なのは発達の悩みを周囲と共有することだと感じました。
研修の中で動画を見せていただきました。
ある小学校の人権発表会のワンシーンです。
そこでは、吃音のある小学2年の女の子が、

 

「私は言葉がでてこないことがありますが、わざとではありません。真似されたり笑われたりすると傷つきます。温かく見守ってくれると話しやすいです。よろしくおねがいします。」

 

と、吃りながらも発表しているのです。
小学2年生で、なかなかできることではありません。
この子のようには、自分で助けを求めることができない子の方が多いと思いますので、保護者が担任の先生や周囲に援助を依頼し、理解のある環境をつくるべきだと思います。
年度とともに先生が代わるタイミングで、

 

「この子には〇〇のような特徴があります。□□のような配慮をいただけると助かります。」

 

のようにお話ししたり、特徴を箇条書きしたプリントを渡したりするのも良いでしょう。

 

吃音に限らず、お子さんの発達に関する悩みは、周囲に相談しづらい方が多いのではないでしょうか。
以前は発達障害や吃音については情報が少なかったり偏見があったりで、周囲の理解を得にくい環境でした。
保護者は1人で悩みを抱えることになり、精神的に辛い思いをしていたことと思います。

 

しかし今は少しずつ環境が変わってきて、周囲の理解を得て支援を受けやすい時代になってきています。
理解者や支援者を増やしていくことが、保護者の負担軽減にもつながります。
配偶者、ご両親、学校や園の先生、似た悩みを持つ友人、療育施設…
是非、周囲に悩みの共有を実践してみてください。

 


2019-02-22 09:13:00

指導員の高橋です。

 

3月の予定をお伝えさせていただきます。

 

こどものひろば』を3月は今月2月と同じく、毎週木曜日の14:00~15:15に開催させていただきます。

 

お子さまと保護者の方に自由に遊んでいただく場としております。

スタッフも『こどものひろば』に出ていますので、ご心配なこと、お困りのことがございましたら、お気軽にお声がけいただければと思います。

 

スタッフ一同お待ちしております。


2019-02-17 09:58:00

指導員の高橋です。

 

ご家庭で食事などの際、お子さんに対して、椅子に座るように声掛けをしても、なかなか座らないということがあるかと思います。

 

このような場合、声掛けだけではなく、『小さな子どもが椅子に座っているイラスト』のカードなどを見せながら声掛けをして、椅子に座るように促されていらっしゃるご家庭も多いかと思います。

 

ですが、やっと座ったのに、またすぐに立ち上がってしまう、ということがあるかと思います。

 

このような場合ですが、『小さな子どもが椅子に座っているイラスト』にプラスして、椅子に座って足を床に置く位置に、『足の形のイラスト』を貼っておく、ということを試されてみてはいかがでしょうか?

 

お子さんに対して、お子さんの足と『足の形のイラスト』をそれぞれ指差しながら、それが“同じ”ということを理解させて、『足の形のイラスト』の上に足を置くように促します。

 

そうしますと、足をそこに置いておこうと自然と意識して、座っていられる時間が長くなったり、立ち上がる回数が減ったりする場合があります。

 

お子さんが、『足の形のイラスト』の上に足を置くことがおもしろい!と思えるように促していただければと思います。

 

ただし、意識が足の方に向き過ぎて、食事の場合、今度は食べることに集中できなくなる、ということがあるかもしれませんので、お子さんの様子を見ながら試してみていただければと思います。

 


2019-02-16 06:43:00

こんにちは。
言語聴覚士のいっぺいさんです。


今日は音読についてです。
小学校の時、教科書を声を出して読みませんでしたか?
そして親にサインしてもらって…
というやりとりを覚えている方もいらっしゃるでしょう。

 

療育でも音読は行っています。
音読にも段階があり、お子さんによって状態は違います。

 

①単音読み
平仮名の「あ」を見て「あ」と発語できる段階

 

②逐次読み
平仮名の「りんご」を見て「り…ん…ご」と発語できる段階

 

③流暢な音読(単語レベル)
平仮名の「りんご」を見て「りんご」とスムーズに発語できる段階

 

④流暢な音読(短文レベル)
平仮名の「ごりらが りんごを たべる」を見て「ごりらがりんごをたべる」とスムーズに発語できる段階(※慣れるまでは文節を線やスペースで区切ることが多い)

 

このように私の療育では4つに音読の段階を分けて考えています。
この分類ではカタカナ・漢字は考慮していませんが、お子さんの興味・習熟度によっては随時導入を検討します。

 

①をマスターしたら②、②に慣れてきたら③とステップアップします。
私たち大人は意識せずに音読できますが、習得途中の子どもたちには大きな負荷がかかります。
療育の課題に音読を入れると、「疲れた」「音読いやだ」と言われることも多いです。


そんな音読ですが、お子さんの世界がひろがる素晴らしい課題でもあります。


絵本・図鑑・看板などお子さんに身近なものには、たくさんの文字が書かれています。
今まではイラストや写真、絵だけの情報のみで楽しんでいたものに文字の意味が加わるとさらに楽しくなります。
例えば、動物図鑑のトラが好きなお子さんは、写真をみて「トラ、トラ」と繰り返し言いながら楽しんでいました。
音読ができるようになると、トラの写真の下に「ねこ科(か)でさいだいのどうぶつ。しんりんにたんどくですみ、おすもめすもなわばりをもちます。」という情報を得ることができました。
そこから、ネコ科の他の動物は?単独ってどういう意味?なわばりって何?等と世界が広がっていきました。


音読は小学校に上がっても必ず取り組みます。
今は苦手でも大丈夫!
長い目でみてじっくり取り組んでいきましょう。


2019-02-08 15:57:00

こんにちは。
言語聴覚士のいっぺいさんです。


「うちの子、滑舌が悪いんです。」
「こどもの言葉が聞き取りにくいんです。」
「何かしゃべってるんだけどよくわからない。」
(※いずれも知的に問題がない場合です。)

 

等と相談されることがあります。
例えば「さかな」を「たかな」と言うような場合をいいます。
この状態は、「構音に誤りがある。」ととらえることができます。
だからと言って、すぐに「構音障害だ。」とは言えないのです。


なぜかと言うと、当事業所は児童発達支援事業所なので、未就学児(6歳まで)のお子さんが利用対象となっています。
利用してくださるお子さんはまだ幼いので、今後の成長の中で正しい構音を獲得する場合が多いのです。
特に、サ行もタ行もラ行もカ行も明瞭に言えないような誤り音がたくさんあるお子さんは構音の訓練はすぐには始めません。


認知発達がすすみ、誤り音が固定(例えば、サ行のみが高頻度にタ行に置き換わる場合)し、さらに本人が「うまく話せるようになりたい。」と感じてから、構音の誤りを改める練習を行います。
そのため、構音の練習は幼児期後半から小学校低学年にかけて行うことが多いです。
幼稚園や保育園だけでなく、小学校にも「ことばの教室」があるのはそのためです。


それでも冒頭のような心配がある保護者の方には、


「お子さんが食事をよく噛んで食べるように声をかけてあげてください。」


とお伝えしています。
口腔内はことばを話すときだけでなく、食事の時にも使いますよね。
食事は、舌や顎や唇等の構音器官を鍛えることができます。
構音に誤りがある子は、よく噛まないで食事する子に多いと個人的には感じています。


お子さんの構音についてお悩みの方はいつでもご相談ください。


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