ごあいさつ
お知らせ
当教室は、保護者の方の支援も行っていきたいと考えており、療育の様子を見守っていただきました後に保護者の方との振り返りを実施しております。
また、保護者の方からの随時のご相談にも対応させていただきたいと考えております。
つきましては、療育室をマジックミラー越しに見渡しながらお話しができる相談スペースの他に、ゆっくりと落ち着いてお話しすることができるようにもう一つの相談室も備えております。
未就学児のお子さまと保護者の方ならどなたでも参加できる「こどものひろば」でも、お子さまのことでご心配のことなどをお話しいただけます。
保護者の方に安心を提供できるように努めて参りたいと考えております。
10月の予定をお伝えさせていただきます。
『こどものひろば』は10月も毎週水曜日・木曜日・土曜日に開催させていただきます。
(尚、9月は木・土曜日を午前、水曜日を午後開催とさせていただいておりましたが、10月は時間を変更致しまして、水・木曜日を午前、土曜日を午後開催とさせていただきます。詳細は下記をご覧ください。)
お子さんと保護者の方に自由に遊んでいただく場としております。
スタッフも『こどものひろば』に出ていますので、ご心配なこと、お困りのことがございましたら、お気軽にお声がけいただければと思います。
「音と色の療育体験会」につきましても、音楽療法による療育を体験いただける場としてとても好評をいただいておりますので、10月も継続させていただきます。
スタッフ一同お待ちしております。
今回は、当教室の「個別療育」の考え方についてお伝えさせていただきます。
「個別療育」は、お子さん一人ひとりに合わせて、一対一のマンツーマンで課題に取り組みながら、人と積極的に関わる楽しさや人に向かう姿勢を育てます。
一緒に取り組むことの楽しさを感じながら、言葉や認知の力を育てる幅広い課題に取り組んでいきます。
また、手先の訓練、視覚と運動を育てる課題、ルールのある遊び、教科学習への基礎作りなど、お子さんのステップごとに細やかな支援を行います。
「個別療育」のプログラムを考えるにあたりまして、とても大事にしていることは、発達の「最近接発達領域」の見立てになります。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、発達の今日の水準と明日の水準の「幅」を、「最近接発達領域」と呼びます。
今日の水準は、『自分一人の力で達成できる』ことで、
明日の水準は、『他者の手助けをかりて達成できる』ということで、
これが習得課題となります。
この習得課題の設定が高すぎると達成することが難しくなります。
ついては、『他者の手助けをかりながらぎりぎり達成できる』設定とする必要があります。
当教室では各専門スタッフ全員で毎回振り返りを実施し、お子さん一人ひとりに合わせて、『 少しだけ頑張ったらできる』課題を調整し、『できた!』という体験を増やして、『自分はできる!』という意欲を育てていきたいと考えております。
保護者の方々のお考えとして、最もご心配されている面の課題に気持ちが向かうということはとてもよく分かります。
ついては、幅広い課題に取り組んでいくことがとても大事であると考えております。
保護者の方々と同じ時間を共有して、お子さんが成長していく場面を確かめ合いながら、一緒に歩んでいきたいと考えております。
当教室では、「音と色の療育」という療育プログラムを行っています。
音楽療法士による音楽活動と、絵を描いたり・粘土創作をしたり・シールで模様を創ったりなどのアート的な活動の2つで構成されています。
「音楽療育って、どんなことをして、どのような効果があるのですか?」という質問をよくいただきますので、今日は、『音楽療法による療育』についてお話しさせていただきます。
みなさんご存知のとおり「音」や「音楽」にはとてもすごい力があり、良い音や、元気な音楽・落ち着く音楽などを聴くと、とても楽しい気持ちになったり、穏やかな気持ちになります。
音楽療法は、この「音」や「音楽」の持っている力を使って、五感を刺激して人の内面にある力を引き出していきます。
リトミックは「人」が「音楽」に合わせて楽しさを体感しながら音楽を学ぶというものになりますが、音楽療法は「音」や「音楽」が「人」に合わせて働きかけを行い、意欲や自信を育んでいくというものになります。
音楽療法の発祥の地であるアメリカでは広く普及していますが、昨今、日本でも児童や高齢者の方を中心として心身の向上に音楽療法を用いることが広まってきております。
音楽療法は、専門の音楽療法士による音や音楽の働きかけの中から、情緒面・認知面・コミュニケーション面・身体面・感覚面それぞれの発達を育み、次のような効果が期待できます。
「言葉の遅れがきになる」
~歌の活動をとおして相手の声を意識し、声を出す経験を積み重ね、言葉の理解・表出へと繋げていく。~
「人への関心が少ない」
~楽器の活動で自分や他者の音を意識し、相手とやり取りする経験を積み重ね、人への関心を広げていく。~
「身体のバランスをとるのが苦手」
~音や音楽に合わせた身体活動でバランス感覚を身につけ、楽しんで身体を動かす経験を積み重ね、運動意欲を高めていく。~
音楽療法による療育は、お子さん一人ひとりの発達段階や、特性・
現在、『音と色の療育体験会』を開催しておりますので、是非一度、体験していただければと思います。