お知らせ > 2020-02 - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2020-02-28 18:16:00

こんにちは。

言語聴覚士の一平さんです。

 

今回はCCQについてです。

 

①C:Calm(穏やかに)

②C:Close(近づいて)

③Q:Quiet(静かに)

 

上記の頭文字をとってCCQと言います。

CCQはお子さんに指示を出す際、保護者が気をつける点のことです。

 

ペアレントトレーニングに参加された方はこれを聞いたことがあるかもしれません。

ペアレントトレーニングに参加しない方でも、即ご家庭でお子さんと関わる場面で使えるテクニックなので、是非実践してみてください。

 

①では、指示を出す保護者が穏やかな心境でいることが大切であるということです。

お子さんの

「やだよ」

「やらない」

に振り回されず、一貫して穏やかな態度で接するようにします。

 

②では、保護者がなるべく子どもに近づいて指示をするようにします。

よくあるのは、お母さんが食器を洗いながら遠くにいるお子さんに対し大声で、

「おもちゃ片づけなさい!!!」

のように指示を出すことです。

なるべく近づき、できれば視線を合わせて指示をするようにします。

 

③では、感情的に指示するのではなく、声の大きさやトーンを抑えて行うことです。

一度の指示では応じない場合に、それ以降はどうしても声を荒らげてしまうことがあるのではないでしょうか。

それに反応するようにお子さんも感情的になって収拾がつかなくなっては指示の意味がありません。

 

感情的になりやすいと自覚のある方には、特に実践する価値があると思います。

お子さんの行動を変えるには、まず自分が変わりましょう。


2020-02-25 09:14:00

指導員の高橋です。

 

今回は、私の長男が小学一年生の時の土曜授業での出来事について書かせていただきます。

 

今から十年以上前のことですが、息子に対して申し訳なかったと今も思っています。

 

この時私は会社員で四国に単身赴任をしていて、四国全域を回っておりましたが、前年の12月から始まった高知県での大きな仕事の真っ只中にありました。

 

この日、前日の金曜日の夜に岡山に帰ることができず、土曜日の朝一で帰り、自宅に着いて荷物を置いてすぐに学校に向かったという感じでした。

 

この土曜授業には、前以って、私か行けるようであれば私が行くということにしていたのか、直前に知って、せっかくの機会だから私が行くことにしたのかは記憶が定かではありませんが、何れにしましても、ずっと家にはおらず、家の中で会話をする機会はありませんでした。

 

ですので、工作を一緒に作る、ということは聞いていたと思いますが、詳しいことは知らぬまま急いで学校に向かい、教室で息子と久しぶりに会いました。

 

そして、担任の先生からのお話しがあり、工作に取り掛かりました。

作るものは、ポリ袋の口に空気が漏れないようにしてストローをセロテープで付けて、それを箱に入れ、息を吹いてストローから空気を送り込むと、箱からポリ袋が飛び出してくる、というものでした。

 

その時の私は、仕事のことでいっぱいいっぱいで、相当に疲れが溜まっていて頭が回っていなかったようで、周りを見ることもなく、何か疑問に思うこともなく、息子が家から持参してきていた材料を使って、息子と一緒に、箱にストローを通す穴をあけ、ポリ袋の口にストローを差し込んでセロテープでとめるという作業を行いました。

 

それだけの作業ですが、几帳面なため、丁寧に行い、結構な時間が掛かってしまいました。

そして、この時になって初めて、周りの親子が作っているものを見て、私はとても驚きました。

 

ストローから空気を吹き込むと、箱から、ワニが飛び出してきたり、お花が咲いたり、花火が打ち上ったり、というものを作っていたのです。

そうです、何かテーマを決めて、ポリ袋にその絵を描いて、それが箱から飛び出してくる、というものを作るのだったのです。

 

慌てて隣の席の保護者の方に尋ねましたら、図工の教科書に作品例がたくさん載っていて、それを参考にして、皆さんいろいろ工夫したものを作っていたのです。

 

みなさんは事前に、図工の教科書に載っている作品例を参考にしながら、親子で何を作るかを相談して、作るテーマを決めてきていらしたのです。

 

息子も、事前の授業で先生からの話を聞いていて、教科書の作品例も見ていて、家で会話もしていて、自分が作りたいものをきちんと考えていたのだと思いますが、頭が回っていない私が作り始めてしまい、たぶん、久しぶりに会った私に話しをすることができなかったのだと思います。

 

材料は予備の分がまだあったのですが、新たに作る時間はもうなく、製作の時間は終了となり、子どもたちが一人ずつ前に出て、作ったものを発表する時間になりました。

 

何を作ったか、どんなところを工夫したかなどを、一人ずつ発表していくのです。

 

私はただ茫然とするだけでしたが、息子はこの時、予備の材料で、もう一つ、ポリ袋にストローを付けただけのものを一人でさっと作っていました。

 

そして、息子の発表の順番がやってきました。

 

息子がどんなふうに発表するのかと、私は青ざめていました。

お友だちはみんな、いろいろと工夫したものを作っているのに、私と息子が作ったものは、何も工夫がされていない、ただのポリ袋が箱から出てくるだけのものなのですから。

 

私は、申し訳なくてとても見ていられない心境でしたが、息子は前に出ていって、作ったものを一つずつ両手に持ち、「ぼくは ふたつ つくった」と言いました。

 

先生はもちろん、工夫して作られていないことに気が付いていたと思いますが、そういうことにはふれずに、クラスのみなさんに対して、「二つ作ったんだって!すごいね!」というようなことを言って、その場を上手にフォローしてくださりました。

 

この時のことは、息子に対して本当に申し訳なかったと思っています。

そして、十数年間ずっと単身赴任をしており、家族に寂しい思いをさせてしまいました。

 

子どもはあっという間に大きくなります。

このブログを見ていただいている保護者の方々には、お子さんとの貴重な時間を大切にしていただければと思います。

 


2020-02-22 13:51:00

こんにちは。

言語聴覚士の一平さんです。

 

ここのところ、お子さんとの関わり方について書かせていただいております。

今回は、好ましくない行動を減らすための「無視」についてです。

無視というと、言葉の意味から冷たくネガティブにとらえられがちです。

なので、ここでは言葉を変えて「見て見ぬふり」と言います。

実は見て見ぬふりを効果的に使うことが、親子の悪循環を断ち切るのに効果があります。

流れとしては

 

①お子さんが好ましくない行動をする

②親は見て見ぬふり(否定的な注目を与えない!)

③親はほめる準備をしながら待つ

④子供が好ましい行動

⑤親はしっかりほめる

 

のような感じです。

 

具体例をあげてみます。

例えば、あるお子さんは思い通りにいかない時に騒ぐことを、好ましくない行動であるとしましょう。

関わるのはお母さんと仮定します。

 

①の好ましくない行動(騒ぐ)が始まると、お母さんはすぐに②の見て見ぬふりをします。

「あーもう」「こらこら」等と声を掛けないようにしましょう。

お子さんに視線は向けずに注目していないことを示します。

表情はいつも通りの自然な感じです。

いつもなら注目してくれるのになぜ?とお子さんが感じた場合にはより激しく騒ぐことが考えられます。

ここでも徹底して見て見ぬふりをしてください。

怒っていることや気付いていることが伝わらないようにポーカーフェイスでいてください。

見て見ぬふりをしながらも、お母さんは③のほめる準備をしながら待ちます。

そしてお子さんが④騒ぐのをやめられたり、別の好ましい行動を始められたりした場合に、⑤ほめましょう。

 

ほめるコツは以前の記事に書いたように、声を掛けるだけでなくにっこりと笑顔を見せたり優しく頭をなでる等の非言語的な関わりも交えると良さそうです。

 

これが行動療法における好ましい行動の「強化」と好ましくない行動の「消去」の基本です。

難しいのは、お子さんが好ましくない行動をしたときに否定的注目を与えないことです。

ここを徹底できているかどうかがカギです。

一緒に頑張りましょう!

 


2020-02-18 10:35:00

指導員の高橋です。

 

3月の予定をお伝えさせていただきます。

 

こどものひろば』を3月は今月2月と同じく、毎週木曜日の13:15~14:30に開催させていただきます。

お子さまと保護者の方に自由に遊んでいただく場としております。

スタッフも『こどものひろば』に出ていますので、ご心配なこと、お困りのことがございましたら、お気軽にお声がけいただければと思います。

 

スタッフ一同お待ちしております。


2020-02-14 18:14:00

こんにちは。
言語聴覚士の一平さんです。


前回は問題行動を解決するためには子どもをほめましょう、というお話をしました。
ほめることが目的ではなく、


「お母さん(今回は母親をメインに考えます)は、あなたを認めているよ」


と、お子さんに対して肯定的であることを伝えるのが真の目的です。


今回は、ほめたり認めたりすることが苦手なお母さんが、お子さんに対し認めていることを積極的に伝える時間を取ってみてはいかがでしょう?というお話です。
お子さんにとっては、お母さんの視線を独り占めできて、ほめられながら楽しい遊びができる特別な時間です。
ここではボーナスタイムと名付けます。
要領は以下のような感じです。


①時間は子どもと一緒に決め、20~30分程度で行う
②兄弟児がいても、可能な限りお子さんと2人きりで行う
③遊びの主導権はお子さんにある
④お母さんは受容的な関わりをする


この時間でお母さんの課題は、遊びの中で好ましい行動を見つけ、ほめる習慣をつけることです。
命令や指示、否定的な言葉かけはしません。
好ましくない行動は無視します。
許せない行動があればボーナスタイムがなくなることを告知し、それでもやめなければボーナスタイムを終了します。


初めは難しく感じるかもしれませんが、お子さんにとってはとても楽しい時間です。
お母さんにとっては勉強の時間だと思って、是非取り入れてみてください。


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