ごあいさつ
お知らせ
2019-10-23 07:47:00
指導員の高橋です。
小さいお子さんにとって、力加減を、強くもなく弱くもなく、ちょうど良く調節するのは難しいものです。
両手で掴むことができるくらいの大きさのボールを両手で下から投げて、少し離れたところに置いた段ボール箱に入れる遊びや、輪投げ遊びなどを通して、楽しく、力加減の調節を育む活動をしています。
最近、私が個別療育で行っている遊び方を一つご紹介します。
両手で掴むことができるくらいの大きさのボールを両手で持って床に転がして、決められた円の中にボールを止めるという遊びです。
床にカラーテープなどを貼って描いた円の中にボールを止めるのは、ボールはコロコロ転がりますので、とっても難しいものです。
そこで私が考えましたのは、組み立て式のフラフープを用いる方法です。
8コをつないで出来上がるフラフープの2コを外します。
この外した2コの部分が、ボールの入口になります。
こうしますと、まず、ボールを転がして、入口からボールを入れるという面白さが加わります。
そして、フラフープで2cm弱くらいの段差ができますので、そこで、ある程度はボールが止まりやすくなります。
それでも、ボールの転がしが少し強いと、ボールがフラフープを乗り越えてしまいますので、小さいお子さんにとっては、ちょうど良い感じの難しさになります。
子どもたちは、ボールの転がしが強すぎてフラフープを乗り越えてしまったり、反対に、弱すぎてフラフープの中にボールが入らなかったり、フラフープの中でボールが止まるように自然と力加減を調節しながら、この遊びに楽しく取り組んでくれています!