ごあいさつ
お知らせ
指導員の高橋です。
私は、個別療育で「ペーパークラフト」を取り入れております。
様々な企業や個人の方々がウェブサイトに無料で掲載されているものを活用させていただいております。
箱型なので比較的簡単に作れて、大好きなお子さんが多い、電車やバスやトラックなどの乗り物のペーパークラフトを作ることが多いです。
とは言いましても、ペーパークラフトの図形をハサミで切り取るのは難しいですので、あらかじめ、私が切り取って、折り目も付けておくようにしています。
そして、お子さんに貼ってもらうのですが、狭い糊代に糊を塗って立体的に貼り付けていくのは難しいですので、セロテープで貼ってもらっています。
ねらいはいくつかありますが、
まず第一に、
「私(他者)と協力して行う」
があります。
平面で貼り付けるのではなく、ペーパークラフトは立体的ですので、お子さん一人で手に持って貼り付けるのは難しいですので、私が貼り付けるところを合わせた状態で手に持ち、その部分をお子さんにセロテープで貼ってもらっています。
お子さんと私の二人で協力して行うことによって、他者と力を合わせて物事に取り組むことの喜びや大切さを感じてもらえたらと思っています。
また、『ちょうどよさ』を体感してもらう、というねらいもあります。
一つは、セロテープの長さの『ちょうどよさ』です。
小さいお子さんは、どうしてもセロテープを長く切り取りがちですが、貼り付ける部分に合わせてちょうどよい長さに切り取るということを体感してもらっています。
初めのころはセロテープを長く切り取っていたお子さんも、ペーパークラフト作りを何回かやっているうちに、だんだんとちょうどよい長さでセロテープを切り取ることができるようになっていきます。
もう一つは、セロテープで貼り付けるときの力加減の『ちょうどよさ』です。
平面なものを机の上で貼り付ける場合は、力強く貼っても大丈夫ですが、立体的なものを貼り付けるときは、力を入れすぎると、貼り付ける部分がへこんでしまって上手く貼ることができませんので、ちょうどよい力加減で貼るということを体感してもらっています。
こちらも、何回かやっているうちに、自然とちょうどよい力加減で貼り付けることができるようになっていきます。
そして、ペーパークラフトは実物と同じような姿に出来上がりますので、完成したとき、子どもたちはとっても明るい笑顔になり、満足そうに眺めて、「できた!」「やったー!」という達成感を感じてくれております!