ごあいさつ
お知らせ
指導員の高橋です。
私は、個別療育のプログラムで、「ドミノたおし」を行うことがあります。
子どもたちが大好きなテレビ番組の「ピタゴラスイッチ」で、ビー玉が転がっていくにつれて様々な仕掛けが次々に展開する『ピタゴラそうち』にも時々出てきますが、立てて並べて列を作り、列の端にあるドミノを押して倒すと、順々に全てのドミノが倒れるという、皆さんご存知の「ドミノたおし」です。
私がねらいとしているのは、そのお子さんによって、様々です。
私が使っているドミノは全体は白色ですが、片面に、赤色・青色・黄色・緑色で、それぞれ0~9までの数字が書いてあります。
色や数字に対して、こだわりがあったり、規則性を好む場合、たくさんあるドミノの中から、書かれている色や数字を選び出して、並べようとすることがあります。
その場合は、「選ばないで端っこから取ろう!」というような声掛けをしていきます。
遊びながら、こだわりや規則性の好みを、少しずつ和らげていくことがねらいとなります。
身体の動きが大きいお子さんですと、身体がぶつかって机が揺れて、並べているドミノが倒れてしまうことがあります。
その場合は、「机を揺らさないようにしよう!」というような声掛けをしていきます。
身体の動きを、少しずつ小さくしていくことがねらいとなります。
たくさんの全てのドミノを並べるのが途中で嫌になったり、衝動的に途中で倒してしまいたくなったりすることがあります。
その場合は、「全部並べたら気持ちいいよ!」というような声掛けをしていきます。
気持ちの持続力を、少しずつ伸ばしていくことがねらいとなります。
その他にも、他者と協力する、手指の巧緻性を高める、空間認知を高めるなど、様々なねらいがあります。
そして、全てのドミノを並べ終えて、列の端にあるドミノを子どもに押してもらって、順々に全てのドミノが倒れたとき、子どもたちの顔は、パッと、とっても明るくなります!