日記 | 設定遊び - 岡山市北区 児童発達支援事業所 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

日記

2024-09-19 14:43:00

ごっこあそび

児童指導員の酒井です。

 

個別療育の設定あそびでは、おままごとやお店やさんごっこ、お医者さんごっこなど、普段目にする様々な場面にイメージを膨らませながら、「ごっこあそび」を楽しんでいます。

 

2~3歳のお子さんとは、おままごとセットでお料理のまねっこや、お医者さんになっての病院ごっこ。

2歳児さんも、体温計でアンパンマンのお熱を計ったら、「36度9分!」と、注射もチクッとして、お布団に寝かせてくれるなど、病院やおうちで、自分が経験したことを役になりきって再現してくれます。

 

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年中年長のお子さんになると、レジスターでお買い物をしてお金を払い、買った材料を使ってのお料理、コックさんになってレストランごっこ、カラフルな粘土を並べて31アイスクリームごっこなど、お子さんの自由な発想から遊び方も広がっていきます。

 

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お医者さんの「どうしましたか?」「お薬です」や、店員さんの「いらっしゃいませ」「ポイントカードはありますか?」など、お子さん自身がその役に合った言葉づかいを選び真似するなど、自然と語彙が増え、お話が進んでくるきっかけにもなっています。

 

はぐくみ教室を利用し始めた頃には、「一人遊びが多い」「車や電車でしか遊ばない」「おままごとができない」など、おうちの方からのお話があったお子さん達も、療育プログラムや設定あそびを通してスタッフとの関わりを重ねていくなかで、相手を意識して相互にやりとりする力が育ち、ごっこあそびを楽しむことができるようになっています。

2024-08-01 14:50:00

メイクンブレイク

児童指導員の酒井です。

 

年中さんのグループで、「メイクンブレイク」という積み木のバランスゲームを楽しみました。

このゲームは、個別療育ではスタッフと一対一で行ったり、グループでは、お友達とチームワークを図りながら遊んでいます。

 

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見本となる絵カードの通りに、カラフルな積み木を並べていきますが、カードの絵から全体の形をイメージして、積み木の色、数、位置などを組み合わせて完成させていきます。

上下・左右・前後などの空間の認知は、お子さんによってそれぞれですが、3歳から5歳くらいの時期には特に大きく伸びてくる力のひとつになります。

 

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積み木あそびが大好き、得意というお子さんは、「思い通りに自由に並べたい」「早く正確に並べたい」という気持ちが出てくることもありますが、グループでは、周りのお友達の様子を感じ取りながら、協力して行うことを大事にしています。

 

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「◯色はこっちだよ」「それはここじゃない?」と、お友達同士で声を掛け合ったり、置けるまで待ってあげたりと、思いやりの言葉や行動が自然と見られ、様々な形にチャレンジすることができました。

2024-07-09 13:16:00

ボードゲーム

児童指導員の酒井です。

 

年中さんグループで、あそびの時間に「くまさんとかぞえよう」というボードゲームを楽しみました。

ボードゲームのようなルールのあるあそびは、あまりおうちではしたことがないというお子さんも多く、教室では時々取り入れています。

 

このゲームは、自分の前に並んだカードを順番にめくっていき、そこに描かれている数だけ野イチゴを集めていきます。

 

後半のカードでは、左右どちらかのお友達に自分の野イチゴをプレゼントするというカードもあり、増えたり減ったりしながら、最後に一番たくさんの野イチゴを持っている人が勝ちとなります。

 

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ボードゲームを通して、

◯決められたルールを理解し、それに沿ってあそびを進めていくこと。

◯カードの絵から、数や左右など、指示された内容を読みとること。

◯集めた野イチゴは、各自の持っているヒモに、ヒモ通しで、増やしたり減らしたりすること。

◯勝ち負けや、多い少ないの結果にとらわれず、お友達やスタッフとゲームの楽しさを味わうこと。

など、様々な要素を体験していきます。

 

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ルールやカードの読みとりは、お子さんに合わせて、その都度スタッフと正しく確認していきます。

 

ヒモ通しの場面では、片手で野イチゴを持ち、もう片方の手でヒモを通していきますが、両手が同時に違う役割を行い、すでにヒモに通っている野イチゴがあれば、うっかり落としてしまわないように、手のひらで握っておく必要もあります。

 

小さなお子さんは難しさを感じることもありますが、グループのお友達も、この動作を慎重に根気強く繰り返すことができました。

 

「どうぞ」「ありがとう」の言葉もかけ合い、勝ったお友達もそうでないお友達も、笑顔でゲームを終えることができました。

 

グループのお友達が一緒にいることで、悔しい気持ちも心の中で受け止めたり、喜びを共感しあったりすることができています。

2024-06-13 17:37:00

魚釣りゲーム

児童指導員の酒井です。

 

設定あそびの時間に、魚釣りゲームを楽しんでいます。

 

教室には、食品トレーの廃材を使って作られたお魚が、25種類ほどあります。

釣り糸の先端にはマグネット、お魚にはクリップが取り付けてあり、両方をピタッとくっつけて釣り上げます。

個別療育のお子さんとは、「色んな色のお魚がいるね」「好きなお魚はいるかな」とゆったりお話をしながら、時にはお魚の図鑑を近くに広げて、実物の写真とマッチングさせたり、名前を調べたりして、興味を深めながら遊んでいます。

グループ療育では、数名のお子さん同士で、「誰が一番たくさん釣れるかな」と、よりゲームの要素をもって競い合います。

周りのお友達を意識しながら、早くたくさん釣るという競争意識と、ゆずり合う気持ちも合わせ持って楽しみます。

 

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釣りざおを使ってお魚を釣る時には、身体を静止させて保つ力、揺れるつり糸を指や腕でコントロールする力、つり糸とお魚の両方を目で追い、注視する力などが必要になり、集中力や根気を育むことにもつながります。

慌てずにじっくりと、釣り上げる時の感覚を体感することで、達成感を感じながら楽しむことができるようにしています。

2024-05-30 13:08:00

粘土遊び

児童指導員の酒井です。

 

毎回、療育プログラムの最後には、お子さんの興味や特性に合わせて、設定遊びや自由遊びを楽しみます。

 

その中でも粘土遊びは、リクエストしてくれるお子さんも多く、人気の遊びになっています。

粘土特有のやわらかい感触に触れ、指先から伝わる手ざわりを感じながら、情緒面でも穏やかな気持ちになって集中して遊ぶ様子が見受けられます。

 

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造りたいものへのイメージを膨らませて、こねたり、丸めたり、伸ばしたり、ちぎったりという指先の動かし方や力の加減、道具の使い方にも工夫しながら形造っていきます。

遊びの中で、様々な動きを経験して繰り返すことで、手先の器用さも養われていき、日常生活場面での、鉛筆や箸を持つ、ボタンの掛け外し、靴を履く、ひもを結ぶといった動作にも応用されていきます。

 

粘土を好きな車や食べ物に見立てて、ごっこ遊びへと発展させたり、感覚遊びとしての効果はもとより、自由に発想して、それを造り出す力にも繋がり、幅広い遊び方を楽しむことができます。

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