日記 > page 12 - 岡山市北区 児童発達支援事業所 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

日記

2024-05-09 15:27:00

紙芝居

児童指導員の酒井です。

 

毎回、療育プログラムの最後には、保護者の方と活動の振り返りをする時間を設けていますが、その間、お子さんはスタッフと一緒に様々な遊びを楽しみながら過ごしています。

 

土曜日に行っている年中さんのグループ療育では、設定あそびとして紙芝居を取り入れています。

 

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紙芝居は絵本とは少し違い、大きな画面に目一杯の絵が描かれていて、画面を抜き、差し込むという動作とともに物語が進んでいく様子に自然とわくわく感が高まります。
普段はあまり絵本に興味を示さない、集中が長続きしないというお子さんでも、紙芝居では物語の世界に入り込み、じっくりとお話を見聞きできることが多くあります。

 

グループ療育に参加しているお友達も、物語の場面や登場人物、キャラクターに共感して、「あ!◯◯だ!」「ぼく知ってるよ」「わたしも!」と、お友達同士の会話も盛り上がり、ことばときもちを交わしながら楽しんでいます。
読み手側からも、お子さんの目線や表情が真正面から見て取ることができ、相づちやアイコンタクトでコミュニケーションを図りながら読み進めていきます。

 

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紙芝居の読み聞かせを通して、「興味・関心」「見聞きする力」「想像力」「共感力」などに働きかけながら、関わり合いの心地よさを感じてもらえるようにしています。

2023-10-09 07:59:00

としさん 〇× クイズ

指導員の高橋です。

 

正解と間違いがある『クイズ』は、好きなお子さんと好きではないお子さんがいらっしゃいます。

 

好きではないお子さんは、間違えることに対して不安が大きい傾向があります。

  

私の個人的な事柄について、クイズを出していきます。

例えば、

「としさんは、お家からここまで、自動車で来てるでしょうか?それとも、自転車で来てるでしょうか?」

「としさんは、子どもの時に、大きくなったらお医者さんになりたかったでしょうか?大工さんになりたかったでしょうか?」

などです。

お話だけだと分かりづらいので、絵や写真などの視覚情報も提示します。

 

普通のクイズとは異なり、イメージして、「としさんは、たぶんこっちかな??」「としさんは、何となくこっちかな??」という感じで答えることになります 。

 

このようなやり取りを通して、当たりはずれに関係なく、他者に応答する面白さを感じてもらっています! 

2023-10-06 07:21:00

これな~んだ?

指導員の高橋です。

 

絵や写真が、半分とか、一部分しか見えないと、自然と注目したくなります!

 

私が、絵や写真を、半分に折り曲げたり、丸い穴が開いた紙を上に重ねたり、全部が見えないようにしてお子さんに見せます。

そして、明るく楽し気に、「これな~んだ?」とお子さんに問い掛けます。

 

全部が見えないと「何だろう?」という想いが湧き、自然と注目してくれます!

 

お子さんが答えたら、「おっ、そうかな?見てみる?」などと応答しながら、ゆっくりと全部見えるようにしていきます。

そして、全部が見えたら、「ピンポーン、よくわかったね!」「どこでわかったの?」などと声掛けをします。

 

お子さんは、「あたった!」という想いから、とても笑顔になってくれます!

 

お子さんと私の二人で、楽しくやり取りをしながら、注目すること、他者と応答することの面白さを感じてもらうようにしています! 

2023-10-04 07:59:00

『 うごき の ことば 』

指導員の高橋です。

 

絵や写真に注目が難しいお子さんでも、物には興味を持ってくれることが多いです!

 

例えば、

私がカゴを持ちながら「もつ」と言って見せて、お子さんにカゴを渡して手に持ったら「もつ」だね!と明るく言います。

私が旗を振りながら「ふる」と言って見せて、お子さんに旗を渡して振ったら「ふる」だね!と明るく言います。

私がボールを的(音が鳴ると楽しいのでサウンドシェイプという楽器)に当てて「あてる」と言って見せて、お子さんにボールを渡して的に当てたら「あてる」だね!と明るく言います。

 

お子さんと私の二人で、楽しくやり取りをしながら、動作語の理解と、言葉の表出の楽しさを感じてもらうようにしています! 

2023-10-03 09:40:00

『 くりかえし ことば 』

指導員の高橋です。

 

「ぴーぽー ぴーぽー」(救急車の音)、「ぶー ぶー」(豚の鳴き声)、「もく もく」(雲の様子)などの『繰り返し言葉』は、聴いていて楽しい気持ちになります!

 

言葉の表出が緩やかなお子さんに、絵や写真を見てもらいながら、私が発する音声(言葉)を聴いてもらっています。

 

「ぱ行」「ば行」「ま行」(無声両唇破裂音/p/、有声両唇破裂音/b/、両唇鼻音/m/)は、唇を閉じて開くことで産まれる音で、発音(構音)の発達初期から見られる音であり、発しやすい音になります。

 

私が、顔の表情全体と口の動きを豊かにして、そして、明るい声で抑揚をつけて表現豊かに発音して、お子さんが聴いていて「楽しい」「面白い」と感じてもらえるように心掛けています!