ごあいさつ
日記
お正月遊び
何が好き?
指導員の高橋です。
令和4年6月11日(土)の「にじグループ」で、『何が好き?』というプログラムを行いました。
自分が好きなものを「僕(私)が好きな〇〇は、〇〇です。」とお話しする、という内容です。
「色」「果物」「動物」「お菓子」「虫」「キャラクター」「場所」の7つの項目で実施しました。
それぞれ、選択肢が6つほど載った絵や写真カードの中から好きなものを選ぶか、もしくは、他に好きなものがあればそれをお話してもよいということにして、順番にお話していきました。
「ねらい」は、
・友達のお話しをしっかりと聞く。
・友達の答えに興味を持ち、考えや意見が、同じこともあれば、違うこともあるということを理解する。
の2つを設定して行いました。
自分の中で、好きなものがはっきりしている場合は、それをお話しできていました。
そうでない場合は、前の友達の答えに引っ張られて同じものをお話しているような様子もありました。
全員が違う答えだったのは、7つのうち、「動物」と「虫」の2つでした!
全員が同じ答えだったのは、「キャラクター」でした!
擬音語・擬声語・擬態語
指導員の高橋です。
令和4年5月28日(土)の「にじグループ」で、『擬音語・擬声語・擬態語』のプログラムを行いました。
「ねらい」は、
・言葉の表現力を豊かにする。
・正しく発音する。
の2つを設定して行いました。
最初は、分かりやすいものから、そして、言葉のみではなく、絵カードを呈示しながら行いました。
私が「救急車」の絵カードを呈示して「これは何?」と尋ね、子どもたちから「きゅうきゅうしゃ!」との応答があります。
その後、私が「救急車のサイレンはどんな音?」と尋ねて、子どもたちから「ピーポーピーポー!」という応答を導きます。
同様に、私が「カラス」の絵カードを呈示して「これは何?」と尋ね、子どもたちから「カラス!」との応答があります。
その後、私が「カラスの鳴き声は?」と尋ねて、子どもたちから「カーカー!」という応答を導きます。
同様に、私が「星」の絵カードを呈示して「これは何?」と尋ね、子どもたちから「ほし!」との応答があります。
その後、私が「星はどんなふうに光る?」と尋ねて、子どもたちから「キラキラ!」という応答を導きます。
(他、「ドアをノック→コンコン」「ハサミで切る→チョキチョキ」「ウサギが跳ねる→ピョンピョン」「笑う→ニコニコ」など)
次に、絵カードの呈示は行わずに、言葉のみで行いました。
そして、ここからは、一問ずつ、子どもたちに交替で尋ねていき、『分かっても自分の順番でない時には話さない』という「ねらい」も設けて行いました。
私からの「雷の音は?」と言葉のみでの問いかけに対して、「ゴロゴロ」と応答することができました。
同様に、私からの「雨の音は?」と言葉のみでの問いかけに対して、「ザーザー」と応答することができました。
(他、「風の音→ヒューヒュー」「焼肉の音→ジュージュー」「赤ちゃんの鳴き声→おぎゃーおぎゃー」「ラーメンを食べる時→ツルツル」など)
皆、意欲的に取り組んでいました!
「ことばつくり」
指導員の高橋です。
令和4年5月21日(土)の「にじグループ」で、『ことばつくり』というプログラムを行いました。
「あ」「い」「う」「え」「お」「か」「き」「く」「け」「こ」・・・・・
五十音が1枚ずつになったカードを使って、そのカードを何枚か組み合わせて「言葉を作る」という内容です。
より意欲を引き出すため、机上で行うのではなく、身体を動かす要素を入れて実施しました!
部屋の端に立ち、その反対側の床に五十音のカードを広げて置き、ウエイブバランス平均台を渡って、そのカードのところまで行きます。
そして、カードを何枚か組み合わせて言葉を作ったら、そのカードを手に持って、ウエイブバランス平均台を渡り元の場所に戻ってきます。
そのカード(磁石付き)をホワイトボードに貼り付けて、一つの言葉作りが終わり、という流れになります。
一人ずつ交替で行い、待つ練習や、他者が行っているのをしっかりと見る、という「ねらい」もあります。
カードがだんだんと減っていきますので、少しずつ、言葉を作るのが難しくなっていきます。
それでも、たくさんの言葉を作ることができました!
カード4枚を使って『ろ・う・そ・く』という言葉を作っていたのには、とても感心しました!
「動作語」について
指導員の高橋です。
お子さんたちが日常生活でよく聞く動作語は、「食べる」「飲む」「着る」「履く」「洗う」「寝る」「座る」「見る」等々があります。
家庭や園で、それぞれ、ご家族や先生方からの声掛けにより、少しずつ理解していきます。
療育における動作語の獲得については、絵や写真カードを用いて、例えば、「飲むものはどれ?」と問い掛けて、複数の絵(写真)の中からコップの絵(写真)を指し示してもらったり、
「折っているのはどれ?」と問い掛けて、複数の絵(写真)の中から折り紙を折っている絵(写真)を指し示してもらったりしながら、進めていきます。
しかしながら、絵や写真カードに注目することが難しい場合があります。
そのような場合は、実際の動作に対して、その動作語を声掛けしていきながら、獲得を進めていきます。
例えば、手本を示してボールを足で蹴るように促し、お子さんがボールを蹴る動作に合わせて、その都度、「ける」「ける」と声掛けしたり、
物を掴んで箱に入れるような課題では、お子さんの動作に合わせて、「つかむ」「いれる」などと声掛けしていきます。
そのようなやり取りの積み重ねにより、自分の動作と言葉が繋がっていき、動作語の理解が少しずつ進んでいきます。
ご家庭での声掛けにおいても、促しや働き掛け、問い掛けの声掛けと共に、お子さんがやっていることそのものを言語化して言ってあげるのもよいと思います。