『 秋の季節のもの 』 - 岡山市北区 児童発達支援事業所 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

日記

2024-10-27 08:44:00

『 秋の季節のもの 』

児童指導員の高橋です。

 

個別療育で、『 秋の季節のもの 』という語想起(言葉を思い浮かべる)の課題を実施し始めました。

(尚、10/26(土)の「にじグループ」と「ほしグループ」でも実施しました。) 

 

ねらいは

・体験したことや知識から、物事(言葉)を思い浮かべる。

・他者に対して、自分の考えを伝える経験を積む。

です。

 

過去7年間において、個別療育やグループ療育のプログラムとして、『 夏の季節のもの 』『 冬の季節のもの 』は頻回に実施しており、『 春の季節のもの 』も何度か実施したことがありますが、この度初めて、『 秋の季節のもの 』を実施し始めました。

 

前段として、絵カードを用いて、

一年には、春・夏・秋・冬の季節があることを確認し、

 

その後、やはり絵カードを用いて、

「冷蔵庫や洗濯機はいつも使うよね。扇風機はいつ使う?」

「フライドポテトやハンバーグは時々食べるよね。カキ氷はいつ食べることが多い?」

「園のお誕生日会は毎月(ふた月合同で二カ月に一回などの場合もあると思いますが・・・)あるよね。水遊びはいつやった?」

などと問い掛けます。

 

そして、やはり絵カードを用いて、

「春と言えば、桜、鯉のぼり、イチゴ・・・」

「夏と言えば、カキ氷、セミ、花火・・・」

「冬と言えば、雪、手袋、クリスマス・・・」

などを示します。

 

その後、いよいよ、

「秋と言えば何があるかな?」

「秋の季節のものは何があるかな?」

などと問い掛けます。

 

それだけだと思い浮かばないことが多いので、

「秋によく食べる食べ物(果物)は何かな?」

「秋に見る虫はどんなのがいるかな?」

「秋はどんな行事があるかな?」

などと、カテゴリーを絞って問い掛けます。

 

なかなか思い浮かばない場合は、

「赤い実の果物は何があるかな?」

「ピョンピョンとジャンプする、緑色の虫は何かな?」

「カボチャのお化けが出てくる行事は何かな?」

などとヒントを出していきます。

 

それでも思い浮かばない場合は、

「リンゴ」

「バッタ」

「ハロウィン」

などの写真やイラストを見せて、「これ何?」

と問い掛けます。

 

このようなやり取りを通して、頭の中に何かを思い浮かべる力(シンボル表象機能)を伸ばしていってもらえたらと考えております!