ごあいさつ
日記
『 秋の季節のもの 』
児童指導員の高橋です。
個別療育で、『 秋の季節のもの 』という語想起(言葉を思い浮かべる)の課題を実施し始めました。
(尚、10/26(土)の「にじグループ」と「ほしグループ」でも実施しました。)
ねらいは
・体験したことや知識から、物事(言葉)を思い浮かべる。
・他者に対して、自分の考えを伝える経験を積む。
です。
過去7年間において、個別療育やグループ療育のプログラムとして、『 夏の季節のもの 』『 冬の季節のもの 』は頻回に実施しており、『 春の季節のもの 』も何度か実施したことがありますが、この度初めて、『 秋の季節のもの 』を実施し始めました。
前段として、絵カードを用いて、
一年には、春・夏・秋・冬の季節があることを確認し、
その後、やはり絵カードを用いて、
「冷蔵庫や洗濯機はいつも使うよね。扇風機はいつ使う?」
「フライドポテトやハンバーグは時々食べるよね。カキ氷はいつ食べることが多い?」
「園のお誕生日会は毎月(ふた月合同で二カ月に一回などの場合もあると思いますが・・・)あるよね。水遊びはいつやった?」
などと問い掛けます。
そして、やはり絵カードを用いて、
「春と言えば、桜、鯉のぼり、イチゴ・・・」
「夏と言えば、カキ氷、セミ、花火・・・」
「冬と言えば、雪、手袋、クリスマス・・・」
などを示します。
その後、いよいよ、
「秋と言えば何があるかな?」
「秋の季節のものは何があるかな?」
などと問い掛けます。
それだけだと思い浮かばないことが多いので、
「秋によく食べる食べ物(果物)は何かな?」
「秋に見る虫はどんなのがいるかな?」
「秋はどんな行事があるかな?」
などと、カテゴリーを絞って問い掛けます。
なかなか思い浮かばない場合は、
「赤い実の果物は何があるかな?」
「ピョンピョンとジャンプする、緑色の虫は何かな?」
「カボチャのお化けが出てくる行事は何かな?」
などとヒントを出していきます。
それでも思い浮かばない場合は、
「リンゴ」
「バッタ」
「ハロウィン」
などの写真やイラストを見せて、「これ何?」
と問い掛けます。
このようなやり取りを通して、頭の中に何かを思い浮かべる力(シンボル表象機能)を伸ばしていってもらえたらと考えております!