お子さんをほめるコツ - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2020-01-30 14:51:00

こんにちは。
言語聴覚士の一平さんです。


「最近、お子さんをほめられましたか?」
療育が終わって保護者との振り返りの時間にこのような質問をすると、できていない保護者の方が多いようです。
理由を尋ねると


①「悪いことばかりするから」
②「ほめられるのが嫌みたいなので」
③「ほめ方が分からない」


のようなお話をしてくださいます。
療育の現場で考え方の中心になっている行動療法において、お子さんの問題行動を改善するために「ほめる」ことは必須であると考えられています。
今回は、上記のような保護者の方に、ほめ方のコツをお伝えしたいと思います。


①の理由は、お子さんの多動傾向・衝動傾向が高い場合によく聞かれます。
彼らに声を掛けるには、タイミングが重要です。
どこをほめようと考えているうちに、すぐに問題行動を始めてほめられない…
ということもあるでしょう。
好ましい行動をした瞬間に躊躇せず、タイミングよくほめましょう。


②の理由は、保護者の方に思い込みがある可能性があります。
ほめられなれていないお子さんが急にほめられると、とまどいから困った顔をしたり、時には「何言ってるんだ、ばーか」のように怒った素振りを見せるかもしれません。
ほめられて嫌な気分になる大人がいないように、子どもも本心では嬉しく感じていると思います。
お子さんがほめられることに慣れるよう、じっくりいきましょう。


もう一つのポイントは、ほめる言葉の中に


「やっと手伝ってくれたね」
「いつもやってくれたらな」


のように、皮肉や説教を交えるのはやめましょう。


「手伝ってくれて助かった」
「やってくれてありがとうね」


のように、ストレートに良い部分のみを気持ちよく伝えましょう。


③の理由は、ほめ方のバリエーションが少ないことが考えられます。
以下のような様々な方法で、ほめる以外でお子さんを肯定する気持ちを伝えられてはいかがでしょうか。


・「できたね」のように直接的にほめる
・「もうちょっとだよ」のように励ます
・「お、お片付けできたんだね」のように好ましい行動に気付いていることを伝える
・にっこりして頭をなでたり、頭の上で輪っかを作ってOKを伝えたり、身振りで示す
・「何して遊んでるの?」「保育園のお友達教えて」のように興味・関心を示す
・問題行動のタイミングで「これは何だろう」「〇〇手伝って」のように次の活動に誘導することで、問題行動には注目してませ~ん、ということを間接的に伝える。


等があげられると思います。
お子さんによって響く関わり方があると思います。


今はほめても反応が薄かったり怒ったりするかもしれません。
しかし、ほめることを継続していると長期的に見て必ず良い方向に進んでいきます。
まずは保護者をはじめとした大人側が関わり方を変えてみましょう。