学習障害(LD)について - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2019-03-01 06:10:00

こんにちは。

言語聴覚士のいっぺいさんです。

 

今回は学習障害(LD)についてです。

就学前に診断がつきやすい自閉症スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動症(ADHD)、そして教科学習が始まる小学生以降に判明しやすいのがLDです。
LDとは脳の発達に偏りがあり、学習上の困難がある状態をいいます。
ひらがなや漢字の読み書きや理解が苦手な子が多いですが、中には計算が苦手な子もいます。
当教室は未就学児を対象としており、就学後に気付きやすいLD児と直接関わることは少ないです。
しかし、将来LDにつながるかもしれないと見立て、対策を練ることはできます。

 

幼児期に気付きやすいLDの傾向として、私は下記の3点があると考えています。

 

①視覚認知・聴覚認知の偏りがある 
②音韻意識が弱い
③記憶の一時貯蔵庫(ワーキングメモリ)の働きが弱い

 

①の視覚認知について、「さ」と「ち」のように似た形の仮名をよく混同する、読み飛ばしが多い、ボール遊びが苦手、のような特徴を有する場合が多いです。聴覚認知について、集団活動では友達の動きを見てなんとなく指示に応じられるけど、音声のみの指示になると応じられないことがあります。
②はLDの読み書きにおける中核症状です。例えば「さかな」という音声と、「さかな」という平仮名が結びつきにくい状態です。LD児は会話によるやりとりは流暢だけど、音読は苦手なことが多いように思います。
③記憶の中でも、ワーキングメモリは学習に用いる短期記憶のことで、例えば暗算が苦手だったり習った漢字がなかなか定着しなかったりすることが特徴です。

 

日々子どもたちと接していると、これらの特徴に気付くことがあります。
まずその子の特徴を理解することは重要ですが、その後どのように関わるのかがもっと大事です。

 

「訓練をして脳機能をよくする」というよりも「適切な支援を受けて頑張る」という考え方が大切だと思います。
前者はその子にとって大きな負担になりますが、後者の場合は周囲の配慮があり負担は小さいが伸ばしていける可能性があります。

 

支援の方法は様々です。
例えば、私が担当している来年小学校に進むお子さんは音読を頑張っていますが、文節毎にスペースを空けて単語をまとまりで読む練習を繰り返し行っています。
すでにお子さんが小学校に通っていらっしゃれば、学校と支援の方法を話し合われると良いでしょう。

 

長くなりましたが、LDについてでした。