音読 - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2019-02-16 06:43:00

こんにちは。
言語聴覚士のいっぺいさんです。


今日は音読についてです。
小学校の時、教科書を声を出して読みませんでしたか?
そして親にサインしてもらって…
というやりとりを覚えている方もいらっしゃるでしょう。

 

療育でも音読は行っています。
音読にも段階があり、お子さんによって状態は違います。

 

①単音読み
平仮名の「あ」を見て「あ」と発語できる段階

 

②逐次読み
平仮名の「りんご」を見て「り…ん…ご」と発語できる段階

 

③流暢な音読(単語レベル)
平仮名の「りんご」を見て「りんご」とスムーズに発語できる段階

 

④流暢な音読(短文レベル)
平仮名の「ごりらが りんごを たべる」を見て「ごりらがりんごをたべる」とスムーズに発語できる段階(※慣れるまでは文節を線やスペースで区切ることが多い)

 

このように私の療育では4つに音読の段階を分けて考えています。
この分類ではカタカナ・漢字は考慮していませんが、お子さんの興味・習熟度によっては随時導入を検討します。

 

①をマスターしたら②、②に慣れてきたら③とステップアップします。
私たち大人は意識せずに音読できますが、習得途中の子どもたちには大きな負荷がかかります。
療育の課題に音読を入れると、「疲れた」「音読いやだ」と言われることも多いです。


そんな音読ですが、お子さんの世界がひろがる素晴らしい課題でもあります。


絵本・図鑑・看板などお子さんに身近なものには、たくさんの文字が書かれています。
今まではイラストや写真、絵だけの情報のみで楽しんでいたものに文字の意味が加わるとさらに楽しくなります。
例えば、動物図鑑のトラが好きなお子さんは、写真をみて「トラ、トラ」と繰り返し言いながら楽しんでいました。
音読ができるようになると、トラの写真の下に「ねこ科(か)でさいだいのどうぶつ。しんりんにたんどくですみ、おすもめすもなわばりをもちます。」という情報を得ることができました。
そこから、ネコ科の他の動物は?単独ってどういう意味?なわばりって何?等と世界が広がっていきました。


音読は小学校に上がっても必ず取り組みます。
今は苦手でも大丈夫!
長い目でみてじっくり取り組んでいきましょう。