ごあいさつ
お知らせ
2018-09-20 16:08:00
こんにちは。
言語聴覚士のいっぺいさんです。
今日は個別療育で行う感覚遊びをご紹介します。
手前は手芸で使用する綿です。
ふわふわの軽い感触が楽しい。
上段左から順に…たわしです。
チクチク、とげとげな感触は好き嫌いが分かれますが、まずは触ってみよう。
次はぶどうボール
ぷにぷに、むにゅむにゅとした感触は気に入る子が多いです。
大人もハマる!
そしてお花紙
ふわふわ、くしゅくしゅ優しい感触です。
握りつぶすのも楽しい!
最後は石鹸の泡です。
泡立てネットで泡立てたもので、綿とは違ったふわふわ感。
泡が溶けるとぬるぬるに…
楽しんでくれるといいなぁ。
好きな感覚は人それぞれ違います。
話は少し脱線しますが、お子さまが繰り返し行うつま先歩き・くるくる回る・ぴゅんぴょんジャンプ・指吸い・意味を伴わないような発語の繰り返し…などの行動も感覚遊びの一つと考えることができます。
なぜこのような行動をするか、原因を突き止めるのは簡単ではありません。
ストレス?不安?緊張?それとも楽しい遊び?お友達の真似?
様々な要因が複雑に絡み合っているのではないでしょうか。
感覚統合という療育の考え方の中に、「脳が発達に必要としている刺激を送るための行動である」というものがあります。
この考えに基づくと、周囲には理解が難しい行動もその子の発達にとって必要な遊びだと考えられます。
実際「つま先歩きが気になります」「指吸いはやめさせた方がいいですか?」などとご相談をいただくことがよくあります。
個々に状況は異なるので一概には言えないのですが、それらの行動をすぐに止めさせるのではなく、生活に支障が出ない範囲で見守る姿勢が必要であると私は考えています。