見て見ぬふり - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2020-02-22 13:51:00

こんにちは。

言語聴覚士の一平さんです。

 

ここのところ、お子さんとの関わり方について書かせていただいております。

今回は、好ましくない行動を減らすための「無視」についてです。

無視というと、言葉の意味から冷たくネガティブにとらえられがちです。

なので、ここでは言葉を変えて「見て見ぬふり」と言います。

実は見て見ぬふりを効果的に使うことが、親子の悪循環を断ち切るのに効果があります。

流れとしては

 

①お子さんが好ましくない行動をする

②親は見て見ぬふり(否定的な注目を与えない!)

③親はほめる準備をしながら待つ

④子供が好ましい行動

⑤親はしっかりほめる

 

のような感じです。

 

具体例をあげてみます。

例えば、あるお子さんは思い通りにいかない時に騒ぐことを、好ましくない行動であるとしましょう。

関わるのはお母さんと仮定します。

 

①の好ましくない行動(騒ぐ)が始まると、お母さんはすぐに②の見て見ぬふりをします。

「あーもう」「こらこら」等と声を掛けないようにしましょう。

お子さんに視線は向けずに注目していないことを示します。

表情はいつも通りの自然な感じです。

いつもなら注目してくれるのになぜ?とお子さんが感じた場合にはより激しく騒ぐことが考えられます。

ここでも徹底して見て見ぬふりをしてください。

怒っていることや気付いていることが伝わらないようにポーカーフェイスでいてください。

見て見ぬふりをしながらも、お母さんは③のほめる準備をしながら待ちます。

そしてお子さんが④騒ぐのをやめられたり、別の好ましい行動を始められたりした場合に、⑤ほめましょう。

 

ほめるコツは以前の記事に書いたように、声を掛けるだけでなくにっこりと笑顔を見せたり優しく頭をなでる等の非言語的な関わりも交えると良さそうです。

 

これが行動療法における好ましい行動の「強化」と好ましくない行動の「消去」の基本です。

難しいのは、お子さんが好ましくない行動をしたときに否定的注目を与えないことです。

ここを徹底できているかどうかがカギです。

一緒に頑張りましょう!