危険な行動や許しがたい行動に向き合おう - 岡山市 指定 児童発達支援 きもちとことばのはぐくみ教室

ごあいさつ

お知らせ

2020-01-24 08:27:00

こんにちは。

言語聴覚士の一平さんです。

前回の私の話は、肯定的な関わりを持つようにしましょう、という内容でした。

 

しかし、これはどんな場合にも当てはまるものではありません。

望ましくない行動、減らしてほしい行動はスルー(後に褒める必要あり)をすればいいと思います。

では、危険な行動、許しがたい行動であった場合はスルーでいいのでしょうか。

この場合はスルーではなく、何らかの形で警告や罰を与える必要があると考えます。

 

例えば○○くんは、車の玩具が大好きです。

でもなかなか車遊びをやめられず、お母さんは繰り返し注意します。イライラがたまった○○くんは、最後に車を窓ガラスに投げてしまいます。そのせいで一度ガラスが割れたことがあります。

 

このような場合、どのように関わればいいでしょうか。

 

声掛けのヒントを以下に記します。

 

① やめてほしい、応じてほしい行動を具体的に伝える

車を窓ガラスに投げてしまった直後のタイミングで、「ガラスが割れると危ないから車を窓ガラスに投げるのはやめよう」のような感じで伝えます。

ここでやめることができればいいですが、そうはいかない場合もありますよね。

 

② ①に応じなかったときにどうなるのか(ペナルティ)を具体的に伝える

「次投げると5時まで車で遊べなくなっちゃうよ」のような感じです。

シチュエーションはそれぞれですから、場面場面でどのようなペナルティがいいのか考える必要があります。

ここでは「5時まで」というのがポイントです。

「今日は車禁止、今週は車禁止」だとペナルティが長時間に及ぶと○○くんがなぜ車で遊べないのかを忘れてしまい、ペナルティの意味が薄れてしまう可能性があります。

その日のうちに完結するのが望ましいと思います。

 

③ 指示は1回のみ!

①②のやり取りは繰り返しません。1回の最後通告です。

ここを徹底できるかどうかがポイントです。

ダラダラとやりとりを繰り返すと、

「しつこいけど投げても大丈夫なんだな」

と学び、問題行動は強化され繰り返されます。

 

④ できれば褒める、できなければペナルティを実行する

指示に応じて車をお片付け出来ればしっかりと褒めることで、望ましい行動として定着することを目指しましょう。

 

もし再度車を窓ガラスに投げてしまったら、車で遊べないように取り上げます。

大事なのはここからです。

5時以降は車で遊んでもOKにしましょう。

ここで「もう投げないでよ」等とこちらから掘り返して言いません。

なぜかというと「5時まで車で遊べない」という形で、子どもなりに責任を取ったと捉えます。

「はい、5時になったから車返すね」とあっさり声を掛けて、子どもも大人も気持ちをリセットしましょう。

 

大切なのは、指示は1回だけであると行くことです。

ここを徹底して、危険な行動や許しがたい行動と向き合っていきましょう。