ごあいさつ
お知らせ
2019-12-14 07:25:00
こんにちは。
言語聴覚士の一平さんです。
今回は数学習についてです。
まず、声に出して「いち、にー、さん、しー、ごー…」と言えますか?
次に、「いーち、にーい、さーん…」といいながら指表示が正しくできますか?
では、「さんはどれ?」「よんはどれ?」と質問をすれば数字を正しく選べますか?
ここまでは割とスムーズにできるお子さんが多いです。
なぜかというと、
「いち」=「1」=「指表示の☝」
「に」=「2」=「指表示の✌」
のように、それぞれ覚えられればOKだからです。
ここまでは「数」です。
では次なるステップとして、物の個数を数えられるでしょうか?
ランダムに置かれたビー玉を「いっこ、にこ、さんこ…」と数えます?
最後に「何個だった?」と質問して「5個!」と答えられればクリアです。
ここで引っかかるお子さんが多いと感じます。
数の順序性は理解できるが、それらを集合(ひとかたまり)として見ることができていないのです。
ここでは覚えるだけでなく、「量」を理解することが必要です。
そのために「数」と「量」を一致させる課題を行います。
ビー玉の例で言うと、5個のビー玉を指さしで数えながら、数字の「5」を見せながら「ビー玉5個だね~」と声を掛けます。
ビー玉でなく、好きなキャラクターを数えるのも楽しいですね。
繰り返していく中で、指さしをせずに頭の中で数えて「5個」とわかれば成長です。
その調子!
「数」と「量」の一致は、足し算・引き算やお金の計算にもつながってくる部分です。
じっくりと時間をかけて理解をするべきだと思います。